蜂が飛んでいて、そのあたりをなにげなくチェックしてみると大きな巣があり、これは危ないと危険を察知することがあるでしょうか。蜂の巣を駆除したいと思うのは当然ですが、自分でできるものとそうではないものがあります。注意すべき点としてどのようなことがあるでしょうか。蜂の巣駆除の時期、巣の大きさ、そして蜂の巣を実際にどのように駆除できるかという点を考察してみましょう。

蜂の巣駆除で気を付けること 時期

蜂というのは、巣を作り始める時期があり、いわば作り始めの段階で素早く駆除してしまうのが理想です。蜂の巣ができ始めるのは、4月から6月くらいの春から夏に差し掛かる時期です。そのころに駆除するならば、それほど問題が起きることはありません。理由は、この時期は攻撃性のない女王蜂と幼虫しかいないために、刺すような毒のある蜂がまだ活動していません。よってこの時期に駆除するのがベストです。一方7月以降は働き蜂が急速に増えて大きくなり、巣も大きくなりますし凶暴になりやすいです。500匹を超えてくるほどになるかもしれず、女王蜂を守るために必死に毒汁で刺しますので危険です。

蜂の巣駆除で気を付けること 巣の大きさ

巣の大きさは自分で駆除できるか、それとも専門のプロにお任せしたほうがいいのかの判断の材料になります。巣の大きさが巨大と感じるものは、絶対に業者にお願いしたほうがいいですが、小さい場合には判断に迷うことでしょう。目安となる大きさは巣の大きさが10センチを超えているかどうかです。10センチあるいはそれ以下の規模の場合には女王蜂と幼虫しかいない可能性が高いため、自分で駆除できるでしょう。しかし10センチを超えていると、働き蜂が活動している可能性もあり、7月に入っているのであれば活動的ですので、専門の業者に任せた方が無難です。

蜂の巣駆除で気を付けること 注意点

蜂の巣駆除の前に入念な準備が必要です。間違っても素手で取ろうとしたり、防備なしにそれをすべきではありません。駆除にはレインコートや防寒着などを着てしっかりと体を保護します。蜂は黒に反応しやすいので色の薄い白や明るい色が良いでしょう。そして首の保護としてタオルを巻くこと、髪は黒いので狙われやすく、帽子をかぶることでプロテクトできますが、要は肌を露出する部分を徹底的になくすことです。長くつ長ズボンが良いでしょう。服装の面で備えができたら、いよいよ蜂用の駆除スプレーを噴射します。取り扱い説明書に沿って使用しますが、だいたい3mくらい離れて噴射します。巣穴の中に十分な量の噴射ができ、蜂が動かなくなったら死んでいるので、そのまま蜂の巣を取り、ビニールの袋に入れて処分します。最後にもう1つ注意すべき点として、蜂は翌日になるとまた同じ場所に戻ってこようする習性がありますので、翌日もチェックして、蜂がやってきていないかどうかを調べます。もし来ていたらスプレーをするようにしましょう。蜂の巣を作らせないスプレーなどもありますので、状況によっては活用できるでしょう。

まとめ

蜂の巣駆除のポイントは、7月以降は自分では絶対に駆除しないこと、また大きさは10センチ以下の時のみです。それ以外は無理せず業者にお願いしましょう。そして自分で駆除する場合には、専用のスプレーを使うこと、肌を露出しないこと、黒は避けることなどを徹底しましょう。